よりよい未来を選ぶ不動産ラボ

大事な心得

なにから始めるべき?

なにから始めるべき?

自分自身が何をしたいのかを、

忘れてはいけません。

イチロー 

自分の未来、家族の思いと向き合うこと

 これから家を建てよう、土地を買おう、中古物件を探そう、土地を売ろう。きっと、私たちのサイトを見てくださっているのは、何かしら不動産の売買を考えている方が大半だと思います。(どんな会社かな〜と思って調べて下さったあなたには、特大のスペシャル感謝をお贈りします!!!)

 初めての家づくり・土地探しだけど「何からすればいいんだろう?」

 いろんなサイトを見れば『住宅ローンの仮審査で予算を知ろう』『頭金を準備しよう』『住宅公園に行ってみよう』『資料請求をしてみよう』と、〇〇しようというアドバイスがたくさん見つかります。情報を得ることで(なるほど、こんなことも必要なんだな。)と気づくことはたくさんあるので、こうしたサイトを見て、全体的にどんな感じなのか? を調べるのは大事なことです。しかし、そうした『手段』を知るよりも前に、もっともっと大事なことがあります。

本当に一番大事なことは「外からの情報」ではなく、自分の内側にある「自分たちは、どう生きたいのか?」という思いをしっかり確認し合うことです。

 ちなみに、この一番大事なポイントをすっ飛ばしてしまうと、不動産取得に向けて進んでいくうちに夫婦間の意見の衝突が頻繁に起きてしまったり、あと一歩というところで話がまとまらずに頓挫してしまう…という状況に陥ってしまったりするので(自分たちの生き方? 未来? なーんだ、そんな話か。)と流さずに、真剣に向き合って頂きたいと思っています。よく耳にしませんか。企画は「コンセプトが重要だ」と。

 家づくりは、一大プロジェクトです。その企画書はあなたの頭の中にあります。そこでは今(どんな間取りにしようかな)(どんなデザインの外観にしようかな)(どの会社に依頼しようかな)といった構成が繰り広げられているかもしれませんが、その幸せな想像は一旦となりに置いていただきまして、まずは「そもそも、どうして家が欲しいのか」という部分に焦点を当てながら、未来のことを考えてみて欲しいと思います。

「あなたが家を建てたいと思うのは、理由があるからです。」

 …コンセプトと横文字で言われると分かりにくい方もいらっしゃると思いますが、要するに「考え方(判断)の 軸 となるもの」です。会社で言えば、企業理念のようなものです。

 例えば、私たちは「犯罪はいけない」という軸を持って社会で生きていますが、これが考え方の軸(根底)となっていて、なぜいけないのか? 守らないとどうなるのか? ということをルールとして細かく定めたものが刑法であり、何か犯罪が起きた際にはこの刑法をもとに裁判官が判決を下します。政治家の公約もまたコンセプトをいくつかに分解したものです。こんな国にしていきたい、というアツい思い(軸)を胸に抱き、達成するための行動の柱として公約を掲げています。ついでに、某夢の国のコンセプトは「夢と魔法の王国」ですが、そのコンセプトに添った形で「SCSE」という行動基準が定められています。気になる方は調べて頂ければきっと納得できると思うのですが、SCSEという独自の心構えや安全性についての行動基準があることで、某ランドの「夢と魔法の王国」というコンセプトは今日まで守られ、夢の国として繁栄し続けています。

 人は、何かをはじめる時に『守るべき軸、これだけは譲れないというブレない軸=アツい思い』があるからこそ、その思いに添った行動や判断ができるのです。

つまり、手段を調べるよりも、先に「一番大事にしていきたいものは何か?」を考えるべきなのです。

 あなたにとって、家とはなんでしょう。どうして家が欲しいのでしょう。

 不動産のストーリーは十人十色なので、その答えも人それぞれです。押さえておくべきポイントは、ここです。考え方は “ 人 ” それぞれです。旦那さんと奥さんでは違う人間なので、考え方もそれぞれですよね。つまり、家が欲しい理由というのは「理由/邸」という家族単位ではなく「理由/人」なのです。同じ家族・夫婦であっても「あなたはなぜ、家を建てたいのですか?」と聞かれたら、全く同じ答えが返ってくるわけではないということを改めて理解する必要があるのです。

 家を建てたい人の「理由」はいくつもあります。

(賃貸の家賃がもったいないと思って)(アパートの壁が薄いので、子供が騒ぐと下の階からよくドンドンッとされて…)(ローンを組むのに早い方がいいと思って)(子供が来年、小学校に上がるので)(今の住居が手狭で)(親と二世帯で同居することになりそうで)(土地を相続したので)(そろそろ買ってもいいかなと思い始めて)(周りの友達が家を建て始めたので)(愛犬のためにドッグランみたいな庭を作りたくて…)(自宅兼仕事場が欲しい)などなど。

 …お子さまがいらっしゃる家族では「子どものことを考えて」という理由がダントツで多いのですが、どんな理由であれ、その根底にある思い(軸)まで掘り下げると一つの共通点が見つかります。

家を建てることで「達成したい目的」がある。

 その家に住むことで家族が幸せな日々を送れたり、気持ちよく暮らせるようにしたい、というのは大前提として、プラスアルファで、家を手に入れる時に「叶えたい何か」があるはずです。ペンを手に取って紙に書き出せば、5つ以上サラサラっと出てくる方もいるかもしれません。なぜ、今の暮らしを延長するのではなく「わざわざ家を建てて、そこに住みたいのか?」「その地域で家を建てたいのか?」「その時期までに建てたいのか?」を考え、思いつく理由を書いていきます。(通わせたい小学校の学区?)(高速道路のICが近い場所?)(平屋がいい?)(あの住宅メーカーで建てたい?)(子供が生まれる前に住み始めたい?)希望はなんでもOKです。

 ・・・あの、お手数ですが、お手元に何か書くものはありますでしょうか? ペンがなければ、スマホやiPhoneのメモ機能でも良いかと思いますので、あなたの頭の中に浮かんでいる「あれがしたい、これが欲しい」をこのタイミングで書き出してみませんか? 読み進む前の今なら、一緒に「おお、そういうことね。」を体験できると思うんです。たぶんですけど。

 では、ここからが本題です。

 書き出した希望の後ろに→『なぜなら、〜〜〜だから。』という理由を書き加えてみてください。

・今より会社への通勤時間が短い場所がいい。

 → なぜなら、子どもとの時間や夫婦の時間、自分の時間をもっと大切にしたいから。

・絶対、広いリビングが欲しい。

 → なぜなら、今は6畳の部屋がリビング兼ダイニングで狭いので、大きなソファを置いて、休日にはそこでゴロゴロしながらくつろぐのが夢だから。

・自分だけの趣味部屋を作りたい。

 → なぜなら、その部屋があることで生きる活力になり、仕事が大変でも頑張ろうと思えるようになるから。ガンプラ最高。

・小学校の近くがいい。

 → なぜなら、通学中に何かあると心配だし、自分が子供の頃に距離が遠くて大変だったので、自分の子供にはそんな思いをさせたくないから。

 このように(なぜなら〜だから。)を書き足すことで、あなたが「家を建てる理由」と「家を建てる上で、これは外せないなと思うもの」が見えてきます。その中から『ぜったいに譲れないもの』を1つ、もしくは2つに絞ってみてください。

 それが、あなたの家づくりや土地探しにおける重要な「軸」になります。

 その『ぜったいに譲れないもの』を叶える為に欠かせないものが、立地条件かもしれないし、土地の広さかもしれないし、あなた独自の動線かもしれないし、月々の返済金額の安さかもしれません。それこそ十人十色です。これはあなたと、あなたが計画している家に住む全ての人が考えて欲しい大事なポイントです。

予算も。条件も。タイミングも。軸があれば、その軸を基準に選択できる。

 この「ぜったいに譲れないもの」や「軸」になる部分が、お互いに共通する点の多い家族(夫婦)は、土地探しや家づくりにおいても家族間で『コンセプトがしっかり共有されている状態』なので、提案されたものや条件に対して「どうする?」の答えを出しやすくなっているようです。家族の幸せな未来を創造するための家づくりの時間を、より楽しい時間にする為には、これからやってくる「どうする?」の壁を、いかにストレスなく乗り越えていけるかが、本当に大事になってくるのです。

 その為に今、家を建てることで何を叶えたいのかを『家族間で確認し合うこと=お互いを尊重し、思いを共有すること』が、何よりも大切なのです。

大事なことなので、2回言います。

『ぜったいに譲れないものを1つ、もしくは2つに絞ってみてください。』

 もちろん、今すぐ1つに絞れなくても大丈夫です。きっと、多くの方が(立地条件がよくて、土地はそこそこ広くて、でも値段はお得〜な感じで、近くにスーパーがあって、目の前の道幅も狭くなくて、日当たりが良いところがいい!)と思ってるような気がします。南プスだったら(ついでに富士山が見えたらもっといいけどね!)とか。

 もし、その全てが叶う土地があって、土地+建物の予算的にもカンペキな家を建ててくれる住宅メーカーや工務店さんがあったら、そりゃもう、最高です。毎年1月1日にダイヤモンド富士が見える家なら、文句のつけようもなく、私も買いたいです。でも、不動産にはある程度「相場」の坪単価があったり、評価基準があったりします。自分たちにとって良い条件のものが安く手に入ったらラッキーですし、逆にたった1日の差で買い損ねることもありますし、担当営業さんの違い(経験や交渉力、そしてアツいハートを持っているか)で、より良い条件で成約できることもあります。

 不動産は「先に申込書(買付申込書)を入れたもん勝ち」です。

 あなたが(この土地、いいな。)と思ったものは、きっと他の誰かもいいなと思っている可能性が高いのが現実です。だからこそ、早いうちに『これだけは譲れないポイント』を絞っておいたり、絞りきれない時は『優先順位をつけておく』ことが大切で、ここが明暗を分けるターニングポイントになってきます。相当変わった条件を希望していない限り、良い土地の条件というのはある程度共通しています。アパート選びの時に言われた方もいらっしゃるかもしれませんが、他の人と同じような条件で探している場合、良い物件は「良い」ので早く決まっていきます。後になればなるほど、あなたの妥協すべき点が増えてしまうのです。「不動産はタイミング」というのも、こうした理由があるからです。急かされて嫌だなと思ったこともあるかもしれません。しかし、当社の分譲地のように「自社が売主」でもない限りはキープしておくことが基本的には難しいので営業さんも「どうする?」と聞くしかないのです。

「どうする?」の壁に対峙した時、あなたと家族の中にあるコンセプトや軸を基準に考えて、「ここなら、叶えられそう。」と思えたら。

 その時は、どうか自信を持って、前に進んで頂きたいと思います。そっと背中を押すのは他の誰でもなく、あなたと家族の「家づくりにかける思い」を知っている「自分たち」なのです。

 家づくりは、一大プロジェクトです。その企画書は、あなたの頭の中にあります。

 そこでは今、どんな企画会議が行われていますか?

 ご安心ください。不動産のルールや難しいことは、プロに聞けば大丈夫です。私たちは、あなたの家づくりに必要な「土地探し」を全力でサポートいたします。まずは、この記事や不動産ラボの内容が、あなたと家族の「したい暮らし方」を考える一助になりましたら幸いです。

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